監禁ゲーム~REBOOT~

「ハァハァハァ……クソが……」

鬼畑は足に力を入れ、なんとか立っているようだった。

両手には、しっかりと銃を握っていた。

今、この倉庫にいる生存者は……

鬼畑



マシェリエス

"わずか……3人………"

「やっと、落ち着いて話せますね。鬼畑……いや………」

"オーガ"

Jの言葉に、鬼畑は敏感に反応した。

「その名を……口にすんじゃねぇっ!!!」

両手を上げ、引き金を弾こうとした。

だが……

「カキンッ、カキンッ」

先に弾いたのはJ。

的確に鬼畑の銃を落とした。

「話をしよう。オーガよ……お前は最初から気付いていたはずだ。」

"事件の全て……真相を!"

「クッ……」

「もう一度……戻らないか。」

"武装戦士の1人に"

たぶん、この場に尾形や柏木がいても、Jの言っていることが理解できないだろう。

しかし、鬼畑は全て理解できた。

なぜ?

武装戦士なんて単語、全くの意味不明。

その答えは……

"鬼畑の過去に隠されていた……"

"誰にも言えない秘密"