せっかく割った鏡。

尾形はすぐに、鏡の大きさを調べた。

割れた感じ、縦2m、横1mぐらいだ。

そこから真っすぐ歩く。

突き当たるまで。

約8mぐらいの距離。

持っていたペンでチェックし、突き当たりの場所から、真横に進む。

約6mぐらいの距離。

ペンでチェック。

「この部屋は……」

"長方形だ!!"

感付く尾形。

縦8m、横6m。

周りを囲む鏡の枚数は……

8枚×2=16枚。
 
6枚×2=12枚。

計28枚。

床と天井の鏡の枚数は……

8枚×6枚×2=96枚。

全体合計……124枚。

ぴったしだ。

誤差を抜かし、計算が合っている。

尾形はペンで1枚1枚、鏡を区切り始めた。