…………それは…………今思えば、罠だったのかもしれない。
再開したあのコンビニから愛梨の計画は始まっていて、それにまんまと俺は引っ掛かったのかもしれない。
甘いシャンプーの匂いに、潤んだ瞳と唇。
全部………きっと罠だった。
「……!」
無理矢理のキスなんて現実の世界じゃありえねぇって思ってたけど、こんときの俺を思えばありえるのかもしれない。
相手にも少し“キスしたい“って気があって、心を許してさえいればできるかもしれない。
……俺の唇に、愛梨の唇が重なった。
というか、愛梨が重ねてきた。
つまり、俺は少しでも愛梨とキスしたいって思ってたってことで……。



