1組のうしろをずっとついていってた。あいつはのぼってるときはすごいツラそうな顔をしてた。友達と一生懸命にのぼっていた。


山の頂上についたとき、あいつは「やった~!!」と叫びながら、無邪気
に笑っていた。


その無邪気な笑顔に俺は惹かれた。

弁当のときも弁当に集中できず、チラチラとあいつを見た。それに気づいた俺の友達の斉藤涼は、「優馬さ、あの子のこと好きだろ?」って言ってきた。

俺は、ビクッとした。


涼は、「図星かよ・・・かわいいやつ・・」と言って笑っていた。


そのとき、確信した。俺はあいつが好きなんだって。