すきすきすーき!


「ぁ…」

 航太くんが店からポテチの入った袋を持ってでてきた。

 ど、どうしよう…。

 あたしはおろおろしながら、ひびたんに助けを求めて見る。

 ひびたんはやっぱりにやにやして、さりげなく家へと歩き始める。

「ひびたーーん。やっぱむりーー」

「それはだめー」

 泣きそうなあたし。
 にやにやするひびたん。
 無言のままの航太くん。

 とりあえず、ひびたん家まで足を進める。