WHITE BEAST

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―大輝Side―



結音に彼女、だと…?
いや真面目に驚きだ。

つい先日だって、いつもみてーに
「彼女でもいたらなー」なんておれが駄弁ってた時、あいつ「それいいかげんうるさいし」とか思わず、俺一応お前の先輩だからな。と別に普段は気にしないような事を言いそうになるようなつめたーい一言を頂戴した。

だが、
『女の子を待ってるんだ』
そう言った顔が若干ではあるが嬉しそうだったのを見ると、彼女というのは冗談では無い気がしてくる。

あいつ、そーゆーの興味ないのだとばかり思っていたが…
くそーいつの間に!

「あーー。ユイに先越されるとは」
屋上の手すりに項垂れながらそう零すと、ベンチで腰掛けながら優雅に本を読んでいた拓磨がこっちを見る。
「なに、大輝も彼女とやらが欲しいんだ?」
「そりゃあ」
欲しくないといったら、嘘になるよな。