私が席につくと、結人君も
私の隣の席に座った。
補講用のプリントが配布される。
「 終わった奴から帰っていいぞ~ 」
なんて、ケラケラ笑う先生。
プリント量多すぎですから!!
って思ってため息が出た。
結人君は私の隣で真剣な顔して
プリントを解き始めた。
私もはやく終わらせよう…
30分位した頃に結人君は
もう解き終わったみたいだ。
先生に持っていけばいいのに
何故か机ですやすや寝ている。
起こそうかと思ったけど
あまりにも可愛い寝顔で
気持ち良さそうに寝ていたから、
そのままにしていた。
しばらくして私も解き終わって
結人君の背中をトントンと叩く。
「 結人君、起きろっ
終わったなら帰っていいんだよ? 」
「 ん-っ…。 」
「 ゆ-い-と-君 」
「 …あ、先輩終わったんすか。」
「 うん!!ホラ、結人君も帰ろう?
お家で寝た方が絶対いいよ。」
結人君は目をこすりながら
ゆっくりと席を立った。
2人でプリントを出して教室を出る。
「 じゃあ、またね!! 」
私がそういって歩き出すと
結人君に腕をつかまれた。
「 どうかした? 」
「 先輩、アイス食べ行きましょう。」
「 …え? 」
「 俺食べたかったんすよ~
おごるから来てくれませんか?
てかこれ強制ってことで 」
と言って私の腕を掴んだまま
結人君は歩き出した。
「 あ、後結人君じゃなくて
結って呼んで下さいってば 」
笑いながらそう言う結は
やっぱり王子様スマイルだ。
思わず胸がキュンとする。
「 …結。」
「 は-い 」
恋なんてしちゃだめだ、
皆大好きな王子様なんだから。
そんな叶わない恋なんて辛すぎる。
でも私の心は確かに結に
持っていかれていた。
