やっ、やるな! おれは目の前で揺れるオモチャを必死に追いかける。 シノダのやつ、さっきまで、おれのことなんて興味ない風だったのに。 何なんだ… 『にゃっ!』 パシッ! クリーンヒットだっ! 「……やるな」 そのシノダの言葉で、さらに素早くなる猫じゃらしの動き。 おれもむきになって、相手がシノダだということも忘れるくらい夢中になっていた。