「あれっ?センパイ?どうしたんですか?」 みぃちゃんが戻ってきた。 「あぁ、いや。片岡、ネコ飼ってるんだな」 シノダはおれのことを指差す。 「はいっ!レオって言うんです!」 「へぇ」 「篠田センパイ…ネコ、大丈夫ですか?」 「うん、まぁ」 「良かった!」 みぃちゃんの顔に太陽のような笑顔が浮かんだ。 ………でも、その笑顔はシノダに向いてた。 なんか、悔しいじゃねぇか。