「―――おっと!」



シノダがおれの身体を離す。



おれはスタン!と華麗に床に着地する。



みぃちゃんとシノダの視線がおれに向く。



「レオ…?」



……………少しだけだからなっ!



でも、勘違いすんなよ!?



みぃちゃんはおれのだ!!!



おれは二人からすっと目線を外して、無言で部屋を出る。



あとは勝手にやればいいさ!



ほんの少しだけ、見ないふりをしててやる。



みぃちゃんのために、おれは大人な男になるんだ!