「優……?」


優はベットじゃなくてベランダに居た。
何かを見つめるように…


「優…あのね、今日ケーキ買ってきたん…」

私が言いかけた時優はこっちを向いて



「零大好きだよ…」


勢いよく柵を乗り越えた優は
笑顔で私を見て




「ありがとう…もう元の私には戻れない」




「優やめて!!あぶない!!」






私が手を伸ばした瞬間。
















優は柵から手を離した。