私は朱利をそっと抱き寄せた。 「暖かい…?」 「……ああ?」 ぱっと離れると朱利は顔を赤く染めていた。 夕焼けのせいかなとは思ったけども。 「か…帰るぞ!!」 「うん」 …いきなりすぎたかなと反省。 でも本当に朱利は冷たいんだ。 私が助けてあげないと… きっと朱利にだってなんかある… 朱利…ずっと側に居て欲しいよ。 でなきゃ私は一人なんだ…。