天然王子とツッコミ姫☆




「その後、私達は集まり……ある決意を持ってファンクラブを立ち上げました」


「ある………決意?」


私がそう聞き返した途端、第二会議室の空気が重くなった。


思わずごくっ…と唾を呑む。


「その決意とは……」


「とは……?」


高まる緊張。張り詰める空気。


そんな中で、麗子ちゃんは静かに口を開き――…




「翔太様の恋を応援する事です!!」




にっこり笑って言い切った。