天然王子とツッコミ姫☆




――どこの雑誌社だそれはッ!!


叫びそうになる口を自分の手の平で押さえて、なんとかツッコミを回避。

くそ………。

ツッコめないのって、意外とストレス溜まる……!!

イライラする私が、脳天気な西山に八つ当たりしないように唇を噛み締めたその瞬間、


キーン……コーン……


ちょうど、始業のベルが学校の中に鳴り響いたのだった……。