『ほら、行こうよっ』 俺は、尻込みする彼女を横抱きにして家へと進んだ。 耳まで真っ赤にして照れる美姫は本当に可愛くて… 俺は頬がニヤつくのを抑えつつ、家の中へと足を進める。 メイドさん達や父さん、母さんを見てはオーバーなリアクションをする美姫が、 ――愛くるしくて仕方なかった。