それ以上家の奥に進む気力も無くて、私は冷たい床に膝をついた。


両目から流れ続ける涙。



「ふ、ぁ、ぁぁあああ……っ」



知りたくなかった。


見たくなかった。



あんなに優しい顔で……他の人に笑いかけてるなんて。