「美姫っ!!大丈夫!?」 眉を八の字に寄せ、目を潤ませる私服姿の翔太がいた。 …その手には、白いビニール袋が握られている。 「あー、頭痛と倦怠感がまだあるかな……」 正直にそう答えると同時に、翔太が突然私を抱きしめてきた。