だけど昨日……私は自分の思いにハッキリと気付いた。 翔太が、好きだという事に。 ……結局あの後はお互いに気まずくなって何も喋れず、最終的にゲームして家に帰った訳だけど。 明日、学校で、私の思いを翔太に伝えよう。 ――なんて決意したら、こうなるんだから。 私は、脇の下に挟んでいた体温計の数値を見てため息をつく。