「明日からお弁当、作ってあげよう……か…」


――うぅ。断られた時が怖いっ!!


そう思いながら、提案してみる。


……断られること以上に、『ほぼ毎日』ってのが気になって。


毎日だと、さすがに家計の食費を圧迫しまくっているだろうしね……と気をきかせた私の視界が捉えたのは、



「……………マジで!?」



断る気配なんて一切ない、西山の嬉しそうな笑顔で。


「いいの!?いつからっ!?」


「あ、明日から……?」


「やったぁ!!」


その笑顔を見たら……提案してよかったな、って思う。けど、



次の瞬間、そんな感情は見事に消え去った。