リムジンのフカフカな座席に座らされ、辿り着いたのは…


――豪邸でした。



「うわ…すごっ……」



あんぐりと口を開ける私を西山は笑ってたけど。


私、庶民ですからッ!!


リムジンに乗って豪華な庭を通りすぎる状況すら、貴重なモンなんですからね!?


笑ってる余裕ないんですよ!!とか緊張で半泣きになりつつ、