ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

そんなあたしを見て、古久保くんはケタケタ笑った。


「やっぱ、心優ちゃん。
面白い!!
友達になろうよ。
僕、女の子の友達欲しかったし」


「…………」


「それに、心優ちゃん。
男が苦手なんでしょ?」


「うん」


「だったら、ちょうどいいじゃん。
僕、女の子をやらしい目で見たりしないから~。
むしろ、やらしい目で見るのは……男に対して♪ だし~☆」


ニコニコ笑いながらそう言って、古久保くんはケータイを取り出した。