ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

あたしは、古久保くんに向かって、ものすごく丁寧に、ものすごく深々と頭を下げた。



あたしを守ってくれるっていうお友達は、すごく有り難いし、ぜひお友達になっていただきたいのだけど……。


やっぱり、男の子は、無理だよぉ。


シュンとしながら、頭をあげると……。


「んじゃ、さ。
さらに問題ないんじゃない?」


古久保くんはクスッと笑ってから、あたしにバチッとウインクした。


「僕。
気持ちと好みは、女の子だし」


「……?」