目の前の男の子は、あたしがうつむいたことにも気づかない様子で、ぺらぺらとしゃべり続ける。


「もちろん、だーれも、煌様には及ばないけど?
でも、ま。
北星の連中なら、誰捕まえても、ハズレなんかいないでしょ」


「…………」


「やだねぇ。
女子校の連中も。
あさましい!!
所詮、男あさりに来てるんでしょ?
合同授業を口実に!!」


「…………」