ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

“これからは”……って言葉を強調して。


釘を刺すような鋭い言い方で……あたしに耳打ちしたから。


「煌様の横にいて似合うのは、あたし達だから。
心優ちゃんなんかに、チョロチョロされると迷惑なの」


さも当然と言うように言い放って……。


杏ちゃんは、自分の席についた。


最後に……。


「ま、花音にも、煌様を渡すつもりは、毛頭ないし。
心優ちゃんが煌様狙うなら、即行ツブす」


ニヤリと……そんな怖い言葉を残して。