「またまたぁ!!
心優!!」


のんちゃんは、あたしの肩を抱くようにして、腕を豪快にバシバシ叩いた。


「ちゃっかり、煌の部屋にいたクセに~。
このこの~!!
いつの間に、付き合うことになったの~!?」


「えっ。
ちがっ……」


のんちゃんに説明しようとするあたしの前で首と手を振り、


「わかった、わかった。
照れてんだよね、心優」


のんちゃんは、ニヤリと笑って、目を細くする。