ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

だって、他の男よりも……。


五十嵐くんの方がよかったから。


でも、五十嵐くんは……?


今の中のどこに……あたしを気に入った瞬間があるっていうの?


そんなことを考えていたら……。


思いのほか、むつかしい顔をしていたらしい。


だから、五十嵐くんに……。


「みーゆ。
眉間のシワ」


こしこしっと眉間をこすられた。