ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

「は、い」


確かに言われた。


それから……。


『他の狼に喰われるのと、俺に喰われるの。
どっちがいいか。
よく考えろ。
俺なら、他の奴らから……。
確実に、おまえを守ってやれるけど?』


……って、クスッと意地悪そうに微笑みながら言われて……。


それで、あたし。


最初は、そんなの五十嵐くんに頼まないって思ってたけど……。


結局五十嵐くんを頼って……助けを求めたんだ。