おまけに、なんか……。


くつろげるっていうか……、ホッとできる空間だなぁ……。


……なんて。


今自分が置かれている状況を忘れて、ボーっとのん気にそんなことを考えていると……。


「んっ」……と言う声と共に、ペットボトルが差し出された。


「……え?」


ボーっとしていたこともあり、キョトンとしながら、差し出されたペットボトルの元をたどる。


そこにはもちろん、五十嵐くんの顔があり……。