ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

すると……。


「煌から電話をもらったときは。
ありさちゃんひとりで行ってもらおうと思ってたけど。
僕も来てよかったよ」


一之瀬さんは、あたしの横を通ってドアに向かった。


「キミなら、あのドレス。
とてもよく似合いそうだ」


……って。


「……え?」


な、に?


そう思った瞬間、一之瀬さんと入れ違いに、すごく綺麗な女の子が入ってきて……。