ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

ベッドの上に座ったまま、ジーッとその男の人を見つめていると……。


「へぇ、煌。
また、女変えたのか?」


華やかな顔をした男の人が、五十嵐くんをひじで小突いた。


「……にしても。
女の趣味、変わりすぎ」


そう言いながら、あたしに近づいてくる。


やだっ。


なに、この人!?


ベッドからおりて、とりあえず五十嵐くんの方へ行こうとしたら……。