クスッと笑う口元に。
「だったら、聞かせてもらおうか?
おまえの気持ち」
あたしのあごに触れて、離さない指先に。
たぶん……暗示をかけられた。
だって……。
「ま……もって……ほしい……です。
い……五十嵐……くんに……」
こんなことを……言っちゃったんだもん。
これだけでも、十分恥ずかしいのに。
五十嵐くんは、あたしのあごから指を離してくれなくて……。
「だったら、聞かせてもらおうか?
おまえの気持ち」
あたしのあごに触れて、離さない指先に。
たぶん……暗示をかけられた。
だって……。
「ま……もって……ほしい……です。
い……五十嵐……くんに……」
こんなことを……言っちゃったんだもん。
これだけでも、十分恥ずかしいのに。
五十嵐くんは、あたしのあごから指を離してくれなくて……。

