ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

時折ぽんぽんと、あたしの頭を撫でる指先が、


『これからは、いつでも俺が守ってやるから、安心しろ』


そう言ってくれてるようで。


ふにゃ~っと、体から力が抜けていく。


そんなあたしの耳元で、


「早く、俺のものになれ。
心も体も、おまえの全て」


低く甘く囁くから……。


「……っ」


顔が、体が……火がついたように、熱くなった。