……え?


なに……?


首を横に傾げるあたしの前……。


「悪いけど、30分以内で届けてよ」


そう言って、五十嵐くんは電話を切った。


切ったのだけど……。


「S……って、おまえ……。
そのSか……」


五十嵐くんは、もう耐えられないといった様子で……。


「だな。
おまえは、どう見てもSじゃねぇよな?」


お腹を抱えて笑いだした。