「あ、あぁ。
やっぱりSで」


口元をヒクつかせながら、うなずいた。


もぉ!!
まだ、あたしのこと、Sって言ってる!!


こんの……わからんチン!!


ムムム……っと五十嵐くんを睨みあげる。


すると……。


フッと口元を緩ませた五十嵐くんが……。


「色は、そうだな……ベージュピンクが似合うかな?」


あたしの頭の上に、ポンと優しく手をのせた。