ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

「……え!?」


なんで!?


なんで、そんな話になるの!?


「男苦手とか。
男に狙われる姿見せてさぁ。
煌様の気ィひこうと思ってる?」


「……え!?
そんなこと……」


「煌様が、さ。
あの、世界に冠たる日本の超一流企業、五十嵐グループの御曹司だからって。
そんな計略、浅ましすぎない?」


古久保くんは、腕を組んで、ジロジロッとあたしを睨みつけた。