ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

「けど、なに!?」


「えっと……。
あたしの友達が……五十嵐くんと幼なじみで……」


「だから!?」


「なんか……。
一緒に……来ることになって……」


「ふーん。
でも!!
そんなの、断れば、べつにいいじゃん!?」


古久保くんは、まん丸のかわいい目をギュッと細めて、訝しげにあたしを見つめた。


「もしかして、心優ちゃん。
煌様のこと、狙ってる!?」