ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

テンパリすぎて、おみやげを渡す感覚で、プレゼントを渡してしまったあたし。


でも、いいや。


もう……隠れちゃおう。


挨拶もがんばったし……。


そう思いながら、のんちゃんの後ろに隠れると……。


「ありがとう……。
……って、キミ。
はじめましてじゃないから」


そんな言葉が降ってきた。


「……え？」


不思議に思って、のんちゃんの後ろから、ひょっこり顔を出してみる。