「のぞみお嬢様。 お待ちしておりました。 心優お嬢様も、ようこそおいでくださいました。 どうぞ、こちらへ。 ご案内させていただきます」 あたし達の少し前を歩くお手伝いさん。 その足は、一向に止まる気配を見せない。 あたしも……数々のお友達のおウチに遊びに行ったけど、その中でも一番広いかも……。 だって、歩いても歩いても着かないんだもん!! そう思っていると、やっと……。