あー! もぉー!!


気づいてたのに!!


のんちゃんの不気味な笑いの数々!!


それなのに……。


どうして引っかかっちゃったんだろう。


「だから……。
今のは……なんていうか……」


唇をむにむにっとさせて、言い訳をしようとしたけど……。


「ソイツのことは、あたしが保証する。
北星の中でも、超血統書付きの狼だから」


イスにどすんと寄りかかったのんちゃんは、ドス黒いオーラを纏わせてニヤッと笑った。