ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

「……え?
なんで!?
……ってか○+*…っ」


“イヤだから”


そう言おうとしたあたしの唇に、のんちゃんはひとさし指をピタッとあてた。


「心優~。
こういうことも。
あたしにされるより、男にされた方がいいと思うけどなぁ」


「;■∵○*!!」


「もう高2なんだし?
今年の夏は、やっぱり……。
ふふふっ♪」


空いている片手を自分の口元にあて、のんちゃんは顔を赤らめて不気味に笑う。