ヤンキー王子とラブレッスン①【完】

「あ……。
えっと……。
どうしたの?」


「あ、あたし達バイオリン専攻組ね。
ちょっとだけ、ピアノ聴いていくことになったんだ」


「……って。
えぇ――っ!?
なんでぇ――っ!?」


「ん?
いずれ、ピアノとバイオリンで合奏するから、そのために……。
……って。
なんでそんなに驚いてるの?
そんなの、いつものことでしょ?」


「……そ……そ……そうだけど……」


――チーン。


人数増えた。