「あ!絢芽ちゃん!今日もべっぴんさんね!」 「絢芽ちゃん~!髪結って~」 「ねえ、絢芽ちゃん!今度新しいお着物を買おうと思うんだけど、 何色が似合うと思う?」 こんなふうにね。 まあ、町のみんなは私が姫だって事しらないからなんだけど… 「順さんこそ、いつもお綺麗ですよ~」 「あらー、うれしいこと言ってくれるじゃない! そうそう、聞いたわよ、絢芽ちゃんお見合いするんだってー?」 「それ私も聞いたあ!」 「私も!藤堂友也くんでしょ?ここらじゃ一番有名な人だよ!」 …え?!