「戸田さん!今日も来たよー!」 「あら~絢芽ちゃんじゃない!いつも来てくれてありがとう! 絢芽ちゃんがいたら売れるのよね~!」 「はは!戸田さんの団子がおいしいから売れるんですよ!」 戸田さんはお団子屋さんのオーナー。 私が初めて城から抜け出して、迷子になって泣きそうになったときに、 戸田さんは私にそっと団子をくれたの。 それからずっと、戸田さんのお団子屋でごちそうになってる。 それに、なんでかわからないけど、私が外で団子を食べていると人が集まってくる。