男たちを倒し、忠良に呼ばれて菖蒲の間を後にした。 城からの出口に向かおうとした時、 また何十人もの男が後ろから追ってきた。 「チッ、まだいんのかよ。姫様、彼らは私が相手します。その間にお逃げください!」 「でも、忠良一人じゃ戦えないでしょ?」 「大丈夫です。絢芽姫様、私はあなた様の護衛です。 このくらいの人数、一人で倒せます。いってください」 「…ありがとう、忠良。」 もう、死んだらただじゃおかないんだから! 私はただ夢中になって走った。