若い男はパチン!と指を鳴らして 束の間に10人以上もの男たちが私たちを囲んだ。 「あ~あ、だから言わんこっちゃないのに。…やってまえ。」 合図と共に男たちがかかってきた。 「チッ、姫様!」 忠良は予備の刀を私に渡し、 1秒も経たないうちにもう半分の男たちを倒した。 うん、やっぱり忠良はいい腕してる。 「わあああああああ!」 「!!」 キン!! 油断していたら私に男がかかってきた。 戦いたくないわ。 でも自分を守るためだもの。 しょうがない、しょうがない!