どうせ誰かの悪戯なんだろうけど、 この国の姫にこんな悪戯するなんて、ひどいと思わない? 度が行き過ぎだっての! 「行くわよ、こんなお遊びに付き合ってられない。」 「かしこまりました。」 そういって忠良は馬を走らせた。 太陽が頭の真上にくる時刻、私達はようやく希更家のお城に到着した。