甘辛Mix


半ば寝ぼけて教室に入った私は
自分の席に着くなり
耳がつぶれるくらいの
悲鳴に近い女子たちの叫びを
聞いた。

朝からありえん...

取り巻き集団に囲まれて
だいぶ派手な雲雀奏也様の
ご登場。

相変わらず冷めた顔してる...


休み時間に自分の席にいると
取り巻きたちに埋もれてしまうので、
私は香菜のところへ非難した。

地味な私があの中へ入り込める
はずもない。


「次、昨日やった新入生テスト
帰ってくるよね?」


いかんっ

忘れてたっ