「お?美貴じゃん!」
「緋乃っ!」
私の後に立っていたのは幼馴染の
小橋緋乃。(こはし ひの)
同級生だけど、お兄ちゃんみたいな
かんじ。
「お前も風紀委員とか偶然~」
「だね~」
黒板に学年ごとに、クラス順に
座るように書いてあったので
3組の緋乃はそのままちょうど私の
後ろに座った。
(ちなみに私は2組)
「では今学期の目標を立てるために
用紙を配るので必須となっている
ところはすべて記入してください」
紙が配られてきて、シャーペンを
出したら、
「あ…」
って雲雀が小声で言ってから
しまったという顔をして
口を手で抑えた。