「ななおちゃん?どうしたの、ボーッとして。」




そう声をかけてきてくれたのは、よしお先輩




やばっっ、今バイト中だったし……





今は、バイトに集中しなきゃね。





「最近、元気ないけどなんかあった?」




「げっげんき、ですよ?なんもないですよ。」




人様に心配されるとか、駄目じゃん。




「それならいいけど、なんかあったらいつでも話聞くからね。」




そう言うと、よしお先輩はあたしの頭をポンッと優しく撫でてくれた




「ありがとうございます。」





初めはチャラいだけかと思ってたけど、なんだかんだでよしお先輩って優しいな……





そのあと、あたしは集中してテキパキと働いてあっという間にバイトの時間が終了




家に帰り、ベッドの上に正座して只今ケータイとにらめっこ中。