「ただいまー」
買った花火の袋を手に提げ小山家に戻ると、3人は戦闘態勢だった百瀬や千鶴とは違って、ゆるーくそうめんを流していた。
「ん、おかえり」
野々宮に微笑まれ、笑顔で返した。
不自然じゃなかったかな。
千鶴の不安をよそに野々宮はそうめんを食べ続けている。
野々宮に見えないところで、百瀬に小突かれ、ピースサインをされた。
思わず小さな笑いがこぼれる。
「千鶴はいいから、彩矢さんのところ行ったらどうですか」
ちょっとふざけて言ってみると、
百瀬は照れたように頭を掻いて彩矢の方に走っていった。
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